住宅のキズは思わぬことでついてしまうものです。ドアを開けた拍子についたり、歩き方でついてしまうこともあります。特に多いのが家具を移動する際に付いてしまう擦り傷で、これは意外と広範囲にわたりかつ深くなることも多いので、自分で補修するのは意外と難しいものです。そのためにはキズをつけないための工夫が日頃から必要です。
その対策としては、第一にこまめにワックスをかける、またはフロアコーティングを行い床面を保護することが非常に効果的です。フロアコーティングを行うことで床面とのあいだに被膜ができ、キズが付きにくくなるのです。フロアコーティングの中でも特に有効なのが、ガラスコーティング、若しくはUVコーティングです。ガラスコーティングは自動車のボディーのコーティングにも使用されている方法で、汚れが付きにくい上、表面がガラスのように固いのでキズがつきにくくなるのです。
しかし、それでもキズが付いてしまった場合には補修をすることが必要になります。最近ではDIYショップで専用の用具や材料が販売されており、小さなものであれば自分で簡単に治すことができます。しかし、深いものなどは手間がかかる上、使用する材料も専用の物が必要になるため、自分で治すことは避けた方が良い物もあります。万が一失敗しても目立たないような部分は自分で試してみても差し支えないですが、応接間の床など目に見えるところは、美しく治す自信が無い場合にはプロに依頼する方が良い場合も有ります。