建物は常に日光や風雨に晒されることから建材が劣化しやすく、築年数が長くなるのに伴い色落ちやひび割れなどの不具合に見舞われます。特に強い日差しを受けたり潮風などの刺激を受け続けると重大な損傷が生じる可能性があるため、傷んだ部分は速やかに補修することが大切です。また、建物全体の強度を維持するためには定期的に外壁塗装を行って表面をコーティングするのが効果的です。外壁塗装を行う場合、建物の耐久性を向上させる他に見栄えの良さを保つことも重要になります。
塗装が剥げ落ちた建物は見栄えが悪く、景観を損ねたり資産価値の下落に繋がることもあるため速やかに塗り直しを行う必要があります。その一方で外壁塗装は素人が行うと塗料の塗りムラが生じてしまい、却って見栄えが悪くなります。そのため、専門業者に作業を依頼するのが一般的ですが、同じ作業でも業者によって仕上がりの良し悪しが異なるので必ず事前に業者の評判を確認しておきます。外壁塗装を行う場合、滑らかに仕上げるために古い塗装面はすべて取り除くことになります。
塗装を取り除く作業は壁材を傷つけないように丁寧に行うことが大切です。また、配管や配線の設備も出来るだけ取り除き、壁全体に万遍なく塗装が出来るように準備を済ませておきます。使用する塗料は壁材を保護するために撥水性に富んだ物を使うことになりますが、立地環境を考慮して塗料を選ぶことが住宅の耐久性を向上させるための条件です。